内容一覧
前置き
第0章 妊娠・授乳中の薬について
第1章 解熱鎮痛薬
第2章 アレルギー性鼻炎の薬(抗ヒスタミン薬)
第3章 鎮咳・去痰薬
第4章 総合感冒薬
第5章 点鼻薬(アレルギー性鼻炎)
第6章 胃薬
第7章 便秘薬
第8章 下痢止め薬
第9章 水虫薬(外用)
第10章 鎮痛消炎薬(外用)
第11章 痒み止め(外用)
第12章 保湿剤
第13章 口内炎の薬
第14章 点眼薬
第15章 発毛薬
第16章 乗り物酔い薬
第17章 睡眠改善薬
第18章 禁煙補助薬
第19章 にきびの薬
第20章 うがい薬
第21章 その他
(虫除け、消毒液、痔の薬、漢方薬)
(ビタミン類、脂質異常症の薬)
うがい薬
薬を使う目的
風邪、インフルエンザの予防は「水うがい」が最適。うがい薬を使う必要はない。
口臭予防、口腔内の殺菌消毒、炎症抑制を目的として使用する。
【間違えやすい略語】
- ポリビニルピロリドン → ポビドン(略語)
- ◯ポビドン
- ✖ポピドン
【風邪、インフルエンザ予防は水うがいでOK】
- ポビドンヨード:水うがいに劣るデータあり
- セチルピリジニウム:効果不明(データ不十分)
受診勧奨(病院受診をおすすめ)
うがい薬を買いに来た方への受診勧奨例が5個紹介されている。
- 「喉の腫れ・口内炎」以外の異常(息苦しい、発熱、眼の充血など)がある場合は病院へ
主なうがい薬(OTC商品)まとめ
うがい薬、のどスプレー、トローチを合わせた25種類の商品成分が一目で分かる一覧表が載っている。(パブロンうがい薬AZ、イソジンうがい薬、新コルゲンコーワうがい薬、のどぬーるスプレー、クールスロート、パブロントローチAZ、明治Gトローチ…等々)
- 表は分かりやすいが、うがい薬に配合のバリエーションが無いため他の章と比べるとあまり惹かれない
主な有効成分の特徴(うがい薬)
主な有効成分の解説では「長所、短所、妊娠・授乳中の安全性評価」が記載されている。
【ポビドンヨード】
- 妊娠・授乳中△(おすすめしない)
- 使いすぎで甲状腺異常のリスクあり
Q&A
3件のQ&Aが書かれている。
Q&A
Q1:風邪やインフルエンザの予防には「うがい薬」を使った方がよい?
Q2:妊娠・授乳中は、うがい薬やスプレー剤で対処した方がよい?
Q3:インフルエンザの予防に、ワクチン接種より効果的なものがある?
- インフルエンザ予防接種はインフルエンザの重症化を防ぐ
- 重症化とは「死亡・入院など生命を脅かさせる事態」
「予防接種したのに熱が出たからもう打たない」って方は重症化の認識が違う!
まとめ
「特徴のあるOTC」と「処方薬の紹介」が記載されている。
- OTC薬のまとめは作者のおすすめ商品紹介
- 処方薬にしかない成分のトローチもある
第20章 全体の感想
【自分が行う感染予防】
- インフルエンザ予防接種
- 手洗い、水うがい
- マスク
- 飲み会を避ける
【薬を使うとき】
- 喉が痛い:アズレン+セチルピリジニウム
- 歯・口腔内治療:Drが出してくれる
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