【OTC医薬品の比較と使い分け】読書日記(第3章 鎮咳・去痰薬)

OTC医薬品の比較と使い分け

内容一覧











鎮咳・去痰薬

薬を使う目的

咳は喉や気管に入った異物を排除しようとする生体の防御反応。安易に薬を使わないように。でも咳によって日常生活に悪影響を及ぼすようであれば咳止めの使用を検討!

咳、痰、喘息(息苦しさ)によって使う薬が違うので注意。











薬の種類と選び方

市販の咳止めは色々な成分が一緒に入っているので、薬を飲めば一端治まることもことも多い。しかし、咳の原因が治っていなければ薬が切れたらぶり返す。あまり長く続くときは病院へ。

紹介されている薬は「去痰薬」「抗ヒスタミン薬」「鎮咳薬 非麻薬性」「鎮咳薬 麻薬性」「気管支拡張薬」「ハチミツ 1歳未満NG」

この成分に対し「効果の強さ」「副作用の強さ」「一言解説」が記載されている。

感想


  • 鎮咳薬(麻薬性)の効き目の強さが「低」になっていることに驚いた。その割に鎮咳薬(非麻薬性)の強さは「中」とされている。この内容に関して今の自分では正解か不正解か判断できない・・・他の書籍も参考にする必要があると感じた。

  • ハチミツという選択肢は自分の中には無かった。咳に効くというよりは喉の調子が悪い人に良いイメージだった。

  • 実際に咳止めを探しにきた方に「ハチミツ」を案内したら「そうじゃない」って言われそうだし、使ってダメだったら次は薬を買いに来る気がする。そうなると病院受診が遅れて症状が悪化したり・・・

  • ハチミツを案内するときは、咳止めとの併用かなと思った。












受診勧奨(病院受診をおすすめ)

鎮咳・去痰薬を買いに来た方への受診勧奨例が8個紹介されている。

感想


  • 「肺炎」「気管支喘息」「長引く」「徐々に悪化する」このような場合は病院受診をしてもらう。一般的な内容ではあると思った。

  • 「Diehrの肺炎予測ルール」が記載されていて参考になった。
    • 呼吸が荒い(1分間に25回超)
    • 37.8℃以上の発熱
    • 筋肉痛がある
    • 寝汗がある
    • 1日中痰が出る
    • 喉が痛い
    • 鼻水が出る












主な鎮咳・去痰薬(OTC商品)まとめ

18種類の鎮咳去痰薬の特徴が一目で分かる一覧表が載っている。(アネトン咳止め、新トニン液、パブロンS咳止め顆粒、ベンザブロック咳止め錠、新ブロン液エース、ミルコデ錠A、ストナ去痰カプセル…等々)

ここでは成分だけでなく、第0章で書かれていた、妊婦・授乳婦への安全性評価基準も書かれており、分かりやすい。

感想


  • 薬局で確認できるとかなり便利な内容

  • 妊婦・授乳婦への安全性評価基準が商品の注意事項と異なる可能性がある。基本的に商品の注意事項を優先すれば良いと思うが、お客さんにどの程度のリスクがあるか伝えるためには参考になる。

  • 鎮咳・去痰薬に関しては1つの商品に色々な成分が入っているため、妊婦・授乳婦への安全性評価基準では殆どの商品が使っても安心とは言えない(データが無いものが多い)












主な有効成分の特徴(鎮咳・去痰薬)

主な有効成分の解説では「長所、短所、使用制限、妊婦・授乳婦への安全性評価」が記載されている。

感想


  • デキストロメトルファンの解説に「非麻薬性だが麻薬性のコデインリン酸塩に劣らない強い作用がある」とされている。章の最初で麻薬性の鎮咳薬の強さが「低」だったのと矛盾するような気がした。

  • 基本的な薬の選択はこんな感じ
    • 咳:麻薬性鎮咳薬、デキストロメトルファン
    • 痰:ストナ去痰 or クールワン去痰
    • 喘息:テオフィリン(麻薬性鎮咳薬が入ってない商品)












Q&A

7件のQ&Aが書かれている。

Q&A
Q1:いろいろな成分が入っているOTCは使わない方がよい?
Q2:風邪の咳に、咳止めは効く?
Q3:咳止めは、麻薬性の「コデインリン酸塩」が一番強力?
Q4:ハチミツは、咳止めに使ってよい?
Q5:喘息はOTCで治療できる?
Q6:「コデインリン酸塩」は12歳未満に使っても大丈夫?
Q7:妊娠・授乳中にも使える咳止めはある?



感想


  • 一番印象に残ったのは「ハチミツ」関する内容。
    • 風邪による夜間の咳に就寝30分前にハチミツ10g摂取した際の効果が報告されているらしい。
    • 風邪の咳への効果はデキストロメトルファンと同程度とされており、参考文献も載っているがそこまでの効果があるのか他の書籍も参考にする必要がある。

  • 1歳未満にハチミツはNG
    • ハチミツには「ボツリヌス菌」が混入している場合がある。1歳未満の乳児では腸内細菌や免疫機能が未発達なため、感染してしまうリスクがある。

  • ハチミツ以外の内容は薬剤師・登録販売者からするとよく知っている内容だと感じた。












まとめ

「特徴のあるOTC」と「処方薬の紹介」が記載されている。

感想


  • OTC薬のまとめは作者のおすすめ商品紹介という感じ。

  • 処方薬の紹介は、喘息でよく出る薬が記載されていた(ツロブテロールテープ、メプチン、アドエア、シムビコート、テオドール)
    • 喘息症状「ぜぇぜぇ」「ひゅーひゅー」出てるときは病院へ!












第3章 全体の感想


  • 基本的な薬の選択はこんな感じ
    • 咳:麻薬性鎮咳薬、デキストロメトルファン
    • 痰:ストナ去痰 or クールワン去痰
    • 喘息:テオフィリン(麻薬性鎮咳薬が入ってない商品)

  • 喘息症状「ぜぇぜぇ」「ひゅーひゅー」出てるときは病院へ!

  • 薬を使いたくない方、薬以外にプラスしたい方
    • ハチミツを寝る前に10g




レビュー

OTC医薬品の比較と使い分け

2019年12月発行

Q&A数:117

OTC数:400以上

商品写真:なし

9

総合評価

9

OTC量と質

8

Q&A内容

10

読みやすさ

コメント

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