内容一覧
前置き
第0章 妊娠・授乳中の薬について
第1章 解熱鎮痛薬
第2章 アレルギー性鼻炎の薬(抗ヒスタミン薬)
第3章 鎮咳・去痰薬
第4章 総合感冒薬
第5章 点鼻薬(アレルギー性鼻炎)
第6章 胃薬
第7章 便秘薬
第8章 下痢止め薬
第9章 水虫薬(外用)
第10章 鎮痛消炎薬(外用)
第11章 痒み止め(外用)
第12章 保湿剤
第13章 口内炎の薬
第14章 点眼薬
第15章 発毛薬
第16章 乗り物酔い薬
第17章 睡眠改善薬
第18章 禁煙補助薬
第19章 にきびの薬
第20章 うがい薬
第21章 その他
(虫除け、消毒液、痔の薬、漢方薬)
(ビタミン類、脂質異常症の薬)
胃薬
薬を使う目的
胃痛、胸焼け、胃もたれ、消化不良などの胃の不快感を抑制するために使用する。それぞれ薬が違うので症状にあった薬を選ぶ。
【H2ブロッカー】
【スクラルファート】
・胃粘膜保護薬
【スクラルファート以外の胃粘膜保護薬】
・スクラルファートよりは効果が劣る
【制酸薬】
【消化酵素】
【生薬】
上記のように分類されている。
これを上手いこと使い分けるのが大切とされている。
- スクラルファートなめてました
- 処方でよく触る薬はセルベックスやムコスタが圧倒的に多く、スクラルファートが出ることが稀なため「お前そんなに優秀だったの!?」っという感じです😅
受診勧奨(病院受診をおすすめ)
胃薬を買いに来た方への受診勧奨例が10個紹介されている。
- 今後の接客で確認したいと思った内容
- 「咳をする、歩く・飛び跳ねる等の振動が加わると痛みが強まる」ときは腹膜炎などの内臓トラブルの可能性
- 「咳をする、歩く・飛び跳ねる等の振動が加わると痛みが強まる」ときは腹膜炎などの内臓トラブルの可能性
- 他の内容は割と一般的だと感じた。上の症状も一般的なのかもしれませんが自分には抜けていた知識💦
主な胃薬(OTC商品)まとめ
28種類の胃薬の特徴が一目で分かる一覧表が載っている。(ガスター10、スクラート胃腸薬、セルベール、パンシロンキュアSP、第一三共胃腸薬プラス、太田胃散、ブスコパン…等々)
- 胃薬(OTC)の成分一覧表は便利。
- 商品の成分比較が一目でできる
- リパーゼやタカヂアスターゼなど色々ある消化酵素剤が、それぞれ記載されているわけではなく「消化酵素剤でひとまとめ」にされているのがちょっと残念だった。
主な有効成分の特徴(胃薬)
主な有効成分の解説では「長所、短所、使用制限、妊婦・授乳婦への安全性評価」が記載されている。
- 基本的な薬の選択(自分だったら)
- H2ブロッカー:ガスター10
- 胃粘膜保護:セルベール
- さしこむような痛み:ブスコパン
- ガスが溜まっている:ガスピタンa
- 総合胃薬:第一三共胃腸薬プラス
- よく言われる注意が必要な胃薬成分
- 炭酸水素Na:体内で塩になる
- 金属系の薬:他の薬の吸収に影響する可能性
Q&A
6件のQ&Aが書かれている。
Q&A
Q1:胃薬は、どれを選んでも効果は大して変わらない?
Q2:お腹が痛いときは、痛み止めを使うのがよい?
Q3:薬を飲んでいたら胃が荒れる?
Q4:妊娠・授乳中でも、胃薬くらいはどれを使ってもよい?
Q5:「H2ブロッカー」は制限を超えて服用し続けてもよい?
Q6:「H2ブロッカー」は80歳以上の人でも使える?
- H2ブロッカーの副作用が勉強になった。
- H2ブロッカーが腎排泄のため、腎機能が落ちている(高齢者)では注意が必要。
まとめ
「特徴のあるOTC」と「処方薬の紹介」が記載されている。
- OTC薬のまとめは作者のおすすめ商品紹介という感じ。
- 処方薬の紹介も馴染みのある薬がずらっと書かれてる。
- タフマックEが消化酵素剤として優秀ということが分かった。
第6章 全体の感想
- 胃粘膜保護成分ではスクラートの効果優秀だということ
- 金属系のため併用には注意が必要
- 金属系のため併用には注意が必要
- 腎機能が低い人にH2ブロッカーは注意が必要だということ
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